在宅介護とは?
在宅介護とは、その名の通り、自宅で介護をすることを言います。
慣れた土地に住み続けたい、家族とともにいる時間を過ごしたい、
そう思う高齢者の方も多く、そういった高齢者の方の介護をするのが「在宅介護」になります。
そうなると、必然的に家族が介護をするという図式になり、一緒に居られる反面、負担も家族が負うことになります。
今回は、在宅介護のメリット、デメリット、在宅介護を支援するサービスなどをご紹介します。
在宅介護のメリット・デメリット
自宅で介護を行う「在宅介護」そのメリット、デメリットにはどのようなものがあるのでしょうか?
メリット、デメリットを箇条書きにしてまとめましたので参考にしてみてください。
■メリット
・住み慣れた土地、家で過ごすことができる
・家族と一緒の時間を過ごすことができる
・施設入居に比べて費用が安価
■デメリット
・家族に介護の負担がかかる
・毎日介護に追われ、休みがない状態になるケースも
・仕事と介護とのバランスが難しい
在宅介護でも使えるサービス
在宅介護では、さまざまな介護サービスの中から必要なものだけを選択し、利用できる面もあります。
在宅介護で利用できるサービスには大きく分けて「居宅介護サービス」と「地域密着型サービス」があります。
「居宅介護サービス」とは、訪問介護、通所介護、通所リハビリ、訪問看護などのことを言い、「地域密着型サービス」とは、事業所が立地する市区町村に住民票のある被保険者だけが利用可能なサービスのことを言います。
具体的には、夜間対応型訪問介護、小規模通所介護、小規模多機能型居宅介護、認知症対応型通所介護などになります。
在宅介護の負担を軽減する制度
在宅介護では利用できるサービス以外に負担を軽減するための制度も存在します。
例えば、福祉用具の貸与や販売、あるいは介護リフォームなどの住宅環境の改善など、自宅で介護を行うからこそ、住環境を整える制度があります。
これらのサービスには介護保険が適用されますので、自己負担額1~3割程度で利用することができ、経済的な負担の軽減につながります。