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認知症の症状と進行

認知症の症状と進行

よく耳にする「認知症」。病気と思っている方も少なくはないでしょう。
認知症は、脳の病気・障害などの原因によって認知機能が低下し、日常生活に支障が出ている状態のことです。特有の症状や状態を総称する言葉で、病気ではありません。

認知症の症状と特徴

・何らかの原因によって、後天的な脳の障害が起こり、一度得た認知機能(記憶など)が持続的に低下している状態
・認知機能(記憶など)の障害によって、日常生活に支障をきたしている状態。

認知症を引き起こす病気(原因となる疾患)はいくつかありますが、認知症が進行する最大の原因は加齢です。
また、認知症にも4種類あり、異なった特徴があります。2009年に行われた厚生労働省の調査によると、認知度が発症する平均年齢は51歳という結果がでました。男女比でみると64歳以下では男性、65歳以上では女性の発症割合が高いようです。

認知症の気になる疑問

・認知症は遺伝するの?
過去には遺伝性の認知症も確認されているものの、はっきりとした根拠はありません。

・もの忘れと認知症の違いは?
「物忘れ」と「認知症」は同じ?と思う方も少なくはないですよね。それぞれ原因など大きな違いがあります。
〈もの忘れ〉原因▶︎ 脳の老化 食後に薬を飲み忘れたなど、記憶の一部を忘れる(忘れた自覚あり)
〈認知症〉原因▶︎ 脳細胞の変性など ご飯を食べていないなど、体験した記憶のすべてを忘れる(忘れたという自覚がない)

・いつから気をつける?
認知症の患者さんは増加傾向で、40代以降から徐々に症状が現れます。
また、若い方でも発症することもまれにあります。早いうちから注意し、バランスの良い食事や適度な運動といった生活習慣が大切となってきます。