訪問看護にかかる費用
何かサービスを利用したいとき、どれくらいお金がかかるのか気になりますよね。
訪問看護は住み慣れた地域やおうちで、療養生活を送れるように支援するサービスで、対象は高齢者だけではありません。
利用者か増えているため、身近になりつつあります。
その方の年齢や身体の状況、利用する保険などによって費用が異なるので、基本情報をチェックしてみましょう。
訪問看護の基本
訪問看護の費用は、訪問時間の長さで変わります。はじめて訪問看護を利用するとき、緊急時の利用などでは、料金の加算が発生します。
訪問看護では、それそれ単位が定められていて、1単位ごとの金額によって費用が決まります。
また、地域によって1単位ごとの金額が異なるため、一度訪問看護ステーションに確認してみてください。
介護保険または医療保険によって自己負担額を軽くすることができます。利用する方の所得によって自己負担額も変わるので注意です。
また、同じタイミングで介護施設への入居を考える方もいるかもしれません。
入居を検討している施設や訪問看護を利用する方の状態などにもよりますが、施設にかかる費用のほうが高額の可能性が高いです。
訪問看護は看護自体の金額となるので、利用するサービスについて検討しましょう。
費用の目安
サービス内容によって費用は異なります。
介護保険の利用
1単位→10円、自己負担額が1割の場合
〈看護師の訪問〉
・20分未満 → 313円
・30分未満 → 470円
・30分〜60分未満 → 821円
・60分〜1時間30分未満 → 1.125円
〈理学療法士・作業療法士の訪問〉
・1回20分 → 293円
・1回40分 → 586円
・1回60分 → 791円
介護度(要支援1〜要介護5)によっても費用が異なります。
医療保険の場合、月間の支給限度額はありません。
その方によって負担割合は異なります。
・75歳以上の方は → 原則1割
・70歳以上75歳未満の方は → 原則2割
・70歳未満の方は → 原則3割
・就学前の方は → 費用の2割
また、一定時間を超えるサービスなどは差額を、交通費やおむつ代などは自費負担となるので要注意です。
利用する方の介護度や身体の状態、年齢によって毎月の利用回数やかかる費用、看護師の滞在時間が異なります。
そのため、利用する前にケアマネジャーや主治医に相談してみましょう。