ほっとふる介護

夏本番!注意したい夏場の介護

夏本番!注意したい夏場の介護

本格的な夏を迎えるにあたり、気を付けたいのは介護の現場も同じです。
暑さにより体調を崩しやすい季節。
介護をする立場の方が気を付けることをお伝えします。

夏場の高温多湿が高齢者に与える影響

最近は北海道でも30℃を超える日が増えており、日本全国どこにいても暑いという印象があります。
気象庁の発表しているデータでも、2012年と2021年の6月における真夏日を比較したところ、増加傾向にあることが伺えます
そうなると必要なのが熱中症対策です。

高齢者の方は体温の調節能力が低下している方も多く、気温の高い日に調整ができないことも珍しくありません。
暑い日でも上着を着ていたりするところを見ると、暑さ対策をしなくてもいいように見えてしまいます。
しかし、実際には身体への影響を受けており、対策をしなければ熱中症や、それに近い状態に陥ることがあります。
時には命にかかわる場合もあるので、気温の高い日は熱中症対策をとるようにしましょう。

具体的な熱中症対策

①過ごしやすい室内を整える
人間が快適に過ごすことができる温度は、26~28℃、湿度は40~60%と言われています。
室内を過ごしやすい状態にするには、エアコン等で温度と湿度を管理することが大切です。
エアコンの使用を嫌がるようでしたら、薄手の上着などを羽織るなどで対応しましょう。
ご自宅で介護を受けられている方であれば、家族や介護職員等が様子を見に行き、室内環境を調整するようするといいでしょう。
それでも完全に熱中症を防ぐことができるとは言い切れないので、こまめに様子を見に行くことが重要です。

②水分の摂取
熱中症対策に水分を摂取することも重要です。
高齢者は水分をとらない方も多いので、好きな飲み物を用意することや、水分の代わりにゼリーを提供するのもいいでしょう。
また、水分の多い食事に切り替えるなども有効な手段です。
水分摂取は少しでもよいからこまめにとるほうがよいとされています。

まとめ

夏場の暑さは私たちだけでなく、高齢者にとっても危険な状態を招きます。
どちらも未然に防ぐためには、快適な室内環境の維持、水分摂取は欠かせません。
エアコンで室内環境を整備し、こまめな水分摂取ができる環境づくりをしていくことが命を守ることに繋がります。