ホワイトボードを使ったレクリエーション
季節ごとに行われるレクリエーション。
準備や作業に追われて本来の業務が押してしまう…という方もいらっしゃるかもしれません。
今回は準備なしでできるホワイトボードを使ったレクリエーションをご紹介します。
ホワイトボードを使ったレクリエーションのメリット
・利用者様の注目を集められる
・利用者様一人ひとりの表情を見ながら進行できる
・利用者様の集中力が高まる
・利用者様同士のコミュニケーションが図れる
・準備が楽にできる
・予算をかけずに楽しめる
ホワイトボードを使ったレクリエーション3選
①「あるなしクイズ」
クイズの定番「〇〇にあって、□□にはない」のあるなしクイズをホワイトボードで実践します。
レクリエーションの進め方
(1)ホワイトボードの真ん中に縦線を1本引き、左側の一番上に「ある」、右側の一番上に「ない」と書きます。
(2)「〇〇にはあって、□□にはない」と言いながら、単語を1つずつホワイトボードに記入します。
(3)〇〇と□□については難しいものからスタートし、だんだんとわかりやすいものにするなどの段階を踏みます。
(4)答えがわかった利用者は手を挙げ、他の利用者に聞こえないよう進行者に答えを伝えます。メガホンなどがあると便利です。
レクリエーションを盛り上げるポイント
クイズ中は利用者が答えにたどり着けるよう、少しずつヒントを出しましょう。
利用者様によっては不正解だったことを恥ずかしいと感じてしまうこともあります。
利用者様の気持ちに配慮した受け答えをするといいでしょう。
②「漢字分解クイズ」
漢字をバラバラに分け、何の漢字かを当てるゲームです。
答えとなる漢字は、簡単な文字から難しい文字まで、利用者様のレベルに合わせて選びます。
レクリエーションの進め方
(1) ホワイトボードに分解した漢字を1つずつ書きます。
たとえば、「買」の漢字であれば、「四」と「目」、「八」といった要領です。
(2)わかった人は、他の利用者様に聞こえないよう進行者に答えを伝えます。
レクリエーションを盛り上げるポイント
分解した漢字を書くときは一気に書くのではなく、ゆっくり小出しにするのがポイントです。
なかなか解答が出ない場合は、「買」であれば、『「四」は頭の部分、「目」は体、「八」は足です』というようなヒントを出します。
イメージする文字を書けるよう、利用者様それぞれに紙と鉛筆を渡しておくとよいでしょう。
③「福笑い」
目隠しをした介護職員が、磁石付きの目や鼻をホワイトボードに貼るゲームです。
利用者様は、目隠しをしている介護職員に目や鼻の位置を口頭で伝えます。
利用者様全員で協力しながら行うゲームなので、コミュニケーションのきっかけにもなるでしょう。
レクリエーションの進め方
(1)ホワイトボードに、輪郭のみの大きな顔を貼ります。
(2)スタッフは目隠しをし、利用者様の声を頼りに磁石付きの目や鼻などを貼り、顔を完成させます。
レクリエーションを盛り上げるポイント
スタッフは「こっちかな~」などと言いながら、まったく違うところに顔のパーツを貼ると場が盛り上がります。
利用者様たちの「違う違う!そっちじゃない!」という声を引き出しましょう。
目隠しをして行うので転倒することのないように気を付けましょう。
利用者様が楽しめる、ホワイトボードレク進行のポイント
・ホワイトボードは利用者全員が見えるように設置
・文字は大きく書く
・利用者様のレベルに合ったものを
・臨機応変に対応する
・「不正解でも大丈夫!」な雰囲気をつくる
・コミュニケーションにつながるようサポートする
まとめ
ホワイトボードを使ったレクリエーションは、手軽に楽しめるうえ、
介護の現場において準備が楽であったり、予算がかからなかったりするメリットがあります。
利用者様の顔がよく見えるので、利用者様とスタッフはもちろん、
利用者様同士でのコミュニケーションが図りやすいのも嬉しいポイントです。
日々のレクリエーションにホワイトボードを取り入れてみてはいかがでしょうか。