介護グッズを手作りしよう!
高齢者や介護が必要な方へのケアは、心をこめた支えが求められますが、介護用品は意外とコストがかかるものです。
少し工夫をして手作りすることで、費用を抑えつつ使いやすい介護グッズができるかもしれません。
今回は、日々の負担を軽減しながら日常のケアをよりスムーズにするアイデアをご紹介します。
1. 手作り滑り止めシート
高齢者やリハビリ中の方にとって、物が滑りやすい環境は転倒のリスクを増やします。
市販の滑り止めシートは高価ですが、手作りで簡単に代用できます。
使い古したシリコンのキッチンマットや、100円ショップで手に入る滑り止めシートを切り分け、必要なサイズに加工するだけでOKです。
食卓や手すり、車椅子のひじ掛けなどに設置して、安全に使ってもらいましょう。
2. タオルで作る移乗サポートクッション
移乗の際に役立つサポートクッションも、タオルと布テープで作成可能です。
タオルを丸め、筒状にしたものに布テープを巻きつけてしっかり固定することで、持ちやすいクッションになります。
これを使うことで、ベッドや車椅子への移乗時に安定感を増し、介護者と利用者双方の負担が軽減されます。
3. 手作りエプロン型前掛け
食事の際、エプロンや前掛けは必要ですが、サイズが合わないこともあります。
自分で好みのサイズや形状にカットした布を利用して、オリジナルの前掛けを作成するのもおすすめです。
ボタンやマジックテープで着脱しやすくすることで、装着がスムーズになり、食べこぼしも気にせず食事を楽しんでもらえます。
4. 自作のトイレの補助取っ手
トイレの立ち座りが難しい場合、補助取っ手があると便利です。
市販品がない場合、DIYショップで手に入るL字型の金具と耐久性のあるプラスチック製の棒を組み合わせて補助取っ手を作ることもできます。
安全のため、壁にしっかり固定するか、強度があることを必ず確認してから利用してください。
5. 自分に合った足台を作る
床に足をつけることが難しい方のために、足台を用意すると安定感が増します。
厚手の雑誌や使わなくなった木の箱を足台として再利用することも可能です。
滑り止めシートやゴム足を装着すれば、動かず安心して使用できます。
まとめ
手作りの介護グッズは、既製品に比べて安価でありながら、その人のニーズに合わせて工夫ができるため、介護の現場で非常に役立ちます。
何より、心のこもった手作りグッズは、利用する方にとっても大きな安心感や喜びに繋がります。
ぜひ身近なものを活用しながら、手作りの温もりを感じられる介護グッズ作りに挑戦してみてください。